【バレーボール豆知識】6人制と9人制、何が違うの?──奥深い2つの競技スタイル

こんにちは!NEWSPOスタッフの”だいふくもち”です。
私たちが身近に楽しんでいるバレーボールには、実は「6人制」と「9人制」の2種類が存在することをご存知でしょうか?
テレビや国際大会で見るのは主に6人制。一方で、実業団や地域の大会などでは9人制も根強い人気を誇ります。
今回は、そんな2つのスタイルの違いをわかりやすくご紹介します!
1. チームの人数とコート配置
まず一番の違いは、もちろん“人数”です。
- 6人制バレーボール:1チーム6人で構成。前衛3人+後衛3人が基本。
- 9人制バレーボール:1チーム9人で構成。3列×3人の正方形に近い陣形を取るのが特徴です。
6人制ではより個々の機動力や瞬発力が求められますが、9人制はポジションが細かく分かれており、守備力の高さと組織的な連携が重視されます。
2. ボールのルールとプレーの特徴
- アタックライン:6人制には「アタックライン」があり、後衛の選手はこのラインを越えてジャンプして攻撃することが制限されています。9人制にはこのルールがなく、比較的自由な位置からスパイクを打てます。
- サーブ権とラリー:6人制はラリーポイント制(どちらが得点してもポイントが入る)の一方、9人制ではサーブ権がある側にしか得点が入らない「サイドアウト制」が主流。ゲームのテンポもやや異なります。
- ネットの高さ:男子は6人制が2.43m、9人制は2.38mと微妙に異なり、女性や混合チームでも調整されます。
3. 試合の流れと戦略
6人制は少人数ゆえに全員が幅広いスキルを求められ、スピーディーでダイナミックな展開が魅力。
一方の9人制は「守備重視」。とくにセンターラインを使ったブロックや、トス回しによる多彩な攻撃が見どころです。
また、9人制には「セミリベロ」や「センタープレーヤー」など、より専門的な役割があり、ベテラン選手でも長く活躍できる土壌があります。
4. プレイヤー層と親しまれ方
6人制は、学生・プロ・国際大会で主流の形式で、Vリーグやオリンピックでの採用スタイルです。
一方9人制は、実業団や地域クラブ、企業チームで広く採用されており、30代以上でも現役で楽しめる競技として親しまれています。
NEWSPOがパートナーシップを結ぶ東京スリジエも6人制を軸に活動していますが、今後は地域のニュースポーツイベントや子ども向け体験会で、9人制との交流も視野に入れています。
5. まとめ:どちらも「バレーボールの魅力」
6人制と9人制、どちらも「バレーボール」という同じ名前を持ちながら、それぞれのルール、戦術、魅力があります。
運動量の多い6人制、戦術的な奥深さのある9人制──どちらにもファンがいて、どちらもスポーツの楽しさを伝えてくれます。
これからバレーボールを始める方も、観戦を楽しむ方も、ぜひ2つの違いを知って、それぞれの魅力に触れてみてくださいね!
NEWSPOは、こうした「スポーツの多様性」を大切にし、誰もが挑戦できるフィールドを広げていきます。