1. HOME
  2. 特集
  3. マーケティングとスポーツをつなぐ、株式会社Aonist代表・城戸理沙さんにインタビューしてきました!

SPECIAL

インタビュー

マーケティングとスポーツをつなぐ、株式会社Aonist代表・城戸理沙さんにインタビューしてきました!

今回は、マーケティング支援、OOH広告事業、スポーツ施設検索サイト「スポレボ」の運営をされている、株式会社Aonist代表・城戸理沙さんにインタビューしてきました。

株式会社Aonistは、主に下記の3事業を取り扱っている企業さまです。

①マーケティング・ブランディング支援・コンテンツ制作事業

企業の広告運用やWebマーケティング、ブランド戦略、コンテンツ制作を支援し、クライアントの成長を後押しします。

②OOH(アウト・オブ・ホーム)広告事業

渋谷センター街の屋外ビジョンをはじめとした屋外広告プラットフォームを提供しています。

③スポーツ施設検索サイト「スポレボ」

スポーツ施設の検索・予約・空き状況の通知を受け取ることができるプラットフォーム。スポーツをしたい人が、簡単に施設を見つけ、スムーズに利用できる環境を提供することで、スポーツの参画人口を増やすことを目的としています。

https://aonist.jp

■城戸さん、本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。なぜこの事業を立ち上げようと思ったのですか?

もともと中学生の頃からクリエイティブな制作が好きで、Webサイトや動画を自作していました。ただ、その時はそれを仕事にするという発想がなく、地元の愛媛県松山市ではそういった職業のロールモデルに出会うこともありませんでした。

同時に、運動も好きで、時間があればデジタルコンテンツを触るか運動するかのどちらかを選択するような子供だったので、好きなことのもう一つの選択肢であったスポーツを仕事にすると中学3年生の時に決めました。

高校1年生の時、スポーツ業界の構造的なベースアップがどうやったらできるかなと思った時に「怪我でスポーツから離れる人を減らすこと」だと考え、アスレチックトレーナーという仕事を見つけました。その後、アスレチックトレーナーになることを目指して高校時代、大学時代と進路を歩んでいく形になります。

アスレチックトレーナーとして実際の現場で活動した後に独立行政法人スポーツ振興センターに転職し、Webやクリエイティブのディレクション、広報施策のPMをするようになりました。

そこで自分だけでクリエイティブを作るというところからディレクションをする側にまわり、誰かと一緒に制作するスキルが身についたと思っています。

そのスキルをもとに、自分がスポーツの現場から行政に移った結果、感じた課題を解決するべく、「スポレボ」(城戸さんの運営するスポーツ施設検索サイト https://www.spo-revo.com/)を立ち上げ、それを期に独立をしました。

独立した当初はスポレボだけをやっていこうと思っていましたが、マネタイズが難しいことに気づいたのと、好きで得意なことだったので、マーケティング支援事業を始めました。

当社の売上の約9割をマーケティング支援事業が占めています。広告運用やウェブサイトの設計、ディレクションなど、デジタルマーケティング全般のお手伝いをしています。

ただし、マーケティングだけでは企業の持続的な成長は難しいと考えています。マーケティングには限界があり、行き詰まったらブランディングに立ち返る必要がある。逆に、ブランディングだけでは売上には直結しないため、マーケティング施策が必要になる。この循環が企業の成長には不可欠だと考えています。

そのため、当社ではブランディング支援も手がけており、より効果的なブランディングを可能にする手段として、OOH(アウト・オブ・ホーム)広告事業も展開しています。都内の大型ビジョンへの広告配信を通じて、企業のブランド価値向上を支援しています。

■株式会社Aonistの名前の由来は何ですか?

「一生青春」という言葉が由来です。

子供の頃、大人たちが仕事を「こなす」だけの存在に見えて、とても寂しく感じました。

だからこそ、常に成長を追い求め、キラキラとした「青春」のような気持ちを持ち続けたい。それが私たちの企業理念にもなっています。

■スポレボのサイトの今後の展開はどのようにお考えですか?

今年2月に「スポレボPlus」という有料サービスをローンチしました。スポーツ施設の空き状況を検索できたり、設定した日付に施設の空きが出たら通知が来る機能を提供しています。 昨年9月から11月下旬までにかけて行ったクラウドファンディングでのご支援があったからこそローンチできました。本当にありがとうございます。

また、スポレボのデータを活用し、スポーツ市場のニーズ分析や、マーケティング戦略の立案にも貢献できるような仕組みを構築していきたいと考えています。

スポレボの究極的なミッションは、スポーツの参画人口を増やすことです。 スポーツ施設利用における障壁を取り除き、より多くの人がスポーツを楽しめる環境を作ることで、スポーツ市場全体の価値向上にも貢献したいです。

■今の原動力となっているものは何ですか?

何よりも『成長』が好きなんです。 自分自身の成長はもちろん、関わる企業や人、社会が成長していくのを見るのが楽しいんです。

将来的には、森岡毅さんや西口一希さんのような『成功請負人』として、クライアントの本質的な成長を支援できる存在になりたいですね。

■今後のビジョンはありますか?

まずは、Aonistの3つの事業をさらに強化し、それぞれの分野で確固たるポジションを築くことを目指します。 特に、スポレボは「スポーツをもっと身近に」というビジョンのもと、より多くの人が気軽にスポーツを楽しめる社会を作ることを目標にしています。施設の空き状況の表示機能の充実だけでなく、スポーツコミュニティの形成や、企業との連携による新たな価値創出にも挑戦していきたいです。

また、コロナ禍を経て、日本は世界から孤立しているのではないかという危機感を持ちました。日本国内のビジネス環境が停滞気味であることもとても気になっています。

日本には素晴らしい商品やサービスがたくさんありますが、それらを国境を越えて、本当に必要としている人に届けることが問題解決の一つとして重要だと考えています。 マーケティング支援事業においては、日本国内にとどまらず、海外展開を視野に入れ、日本を勝たせる存在になりたいです。

■貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。益々のご活躍をお祈りいたします。